「木(樹)」を詠んだ名歌教えて!

1詠み人知らず

一本の樫の木やさしそのなかに血は立ったまま眠れるものを  寺山修司

113まにあ

木染(こそめ)月・燕去(つばめさり)月・雁来(かりく)月

ことばなく人をゆかめし秋 (今野寿美)

#一週間にご無沙汰でした。樹の名歌ももうすぐ一周年ですね。

>>1さん、どうしているかな?。日本の古語は美しいなあ。…

163名無しさん@そうだ選挙に行こう

炎えきわまる火群(ほむら)のごとき夕ぐれの一樹の声を聞きそびれたる 高安国世

#>>1okadaさんの好みそうな、一首でしたので御紹介。

hhttp://www.ne.jp/asahi/tityukai/tanka/KAJIN/okada0303.html

206詠み人知らず2007-04-15 13:23:07

>>1->>225

4詠み人知らず

木に花咲き君我が妻とならむ日の四月 なかなか遠くもあるかな 前田

夕暮

24まにあ

くちずけする母をばみたり枇杷の樹皮むきつつわれは誰をにくまむ

寺山修司

#昔はびわのきは庭に植えるなと申しました。何故かと言うと

びわは葉も実も皮も万病の薬と言われたからです。今の時代では

金さえあれば大病院でも高い薬でも買える世の中になりました。

しかし、一昔前までは薬も買えず病院にもゆけず死んで逝く人が

多かったのです。だから枇杷の樹のある家には病人が集まりまし

た。病気の移るのを嫌う人は枇杷の樹を切りました。悲しい時代

でした。寺山修司のうたには説明はいらないでしょう。そのままです。

38まにあ

#楽しい歌。一首(短歌現代より)

木ようは木の精たちと語らむと森に着たりぬオカリナを手に 道浦母都子

月曜は

月と語りぬ

夜更けまで

火曜日は

火と語らぬか

灯をともし

水曜は

水と語らん

鯉に餌…(次たれか続けてくれんかなあ〜

55まにあ

>>38#カラノツナギ。アリガトウ。3カゲツメニシテ、タッセイセリ。アカネサン。サンキュウウ。

吾が恋は河辺に生ひて

根を浸す柳の樹なり

枝延びて緑なすまで

生命をぞ君に汲ふなり(島崎藤村)

67まにあ

妻子らとみたる桜も思ひいづる花散る下にひもじかりけり 高田浪吉

#桜の節にて一首。茂吉、憲吉、忠吉、浪吉。アララギの五吉と言いました。

69まにあ

#>67 長吉抜け。爽やかな二首、ご紹介。

木蓮はひかりのごとき花了へて樹々の若葉に今はまぎれつ (吉川禎祐)

朱き木(こ)の実たべし少女が風のごと去(ゆ)けりグラスに種子をのこして

(中田恵美子)

70あかね

さくらんぼ六月の幸せがぷちっと弾けてキッチンに満ち    あかね

>>69 朱き木の実 は さくらんぼでしょうか? 桑?クコ?グミ?梅干?

女性の作者は少女の母?姉?友人? 謎めいて気になります。

71まにあ

#>70sanおそらくチェリーだと思います。茶房喫茶の店側の立場で

詠んでいるのでしょう。少女はお客さん。甘い飲み物か、

アイスクリームなどをほうばり立ち去った後の光景を

詠ったものでしょう。歌は読む人の感覚で感じるもので

良いと思うのですが。どうでしょう、あかねさん。…

72あかね

>>71 働く女の人でしたか。一層さわやかです。幼い娘がチェリーを

食べて外遊びに出たあと食卓を片付ける母がふと微笑んだように

思われて。不思議に気持ちは伝わりますね。まにあさま

有難うございます。

75まにあ

花もてる夏樹の上をああ「時」がじいんじいんと過ぎてゆくなり (香川 進)

#「時」の流れは、黙って居ても過ぎてゆく。何かせねばと思いつつも

唯、時の流れに身を任せているだけ。♪トキノナガレニ、ミヲマカセエ〜♪

76まにあ

かなしみは明るさゆゑにきたりけり一本の樹の翳(かげ)らひにけり(前 登志夫)

かりかりと噛ましむる堅き木の実なきや冬の少女(おとめ)は白歯をもてり

(葛原 妙子)

#戦後歌壇第三世代の作家二人ご紹介。

77ましゅまろ

>75 花もてる(まにあさん選) = 11(詠み人知らずさん選)

>76 かなしみは(まにあさん選)= 22(詠み人知らずさん選)

>76 かりかりと(まにあさん選)= 61(まにあさん選)

いい歌は何度も紹介されるってことですね。

まにあさんのにはコメントがついていて、特に >24 枇杷のお話は

すごいと思いました。

120まにあ

人は来ず風の木の葉は散り果てて夜な夜な虫は声弱るなり 曽禰好忠

#待つ人は来ず、風に木の葉は散ってしまい夜毎夜毎に弱ってゆく

虫の声よ。なんかさっちゃんの短歌みたい。…もう一首

外山なる柴の立ち枝に吹く風の音きくときぞ冬はものうき 曽禰好忠

136まにあ

↑(結び松観る事も無く幸も無く立ち帰らずは十九の秋か)

#和歌を詠み現代短歌に直して詠むのも面白いかも。

磐代の崖(きし)の松が枝結びけむ人はかへりてまた見けむかも 長忌寸奥麻呂

(あの人が生きて帰れば結び枝を観たであろうか有間の皇子は)

137白花

桜色に 衣は深く 染めて着む 花の散りなむ 後の形見に

願はくは 花の下にて 春死なむ 其の二月の 望月の頃

138まにあ

#選んだのピンク色したセーターを春の思いを忘れぬように…

#十五夜の月の光の花の下(もと)私の願いむなしく散って…

(>>137さんの上の歌は紀 有朋。下の歌がわからない。検索ちてみよう。)

139まにあ

#解りました。下の歌は西行法師。元歌は二月を如月と詠んでいたんですね。

願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ 西行法師

#ん?2月15日に誰が逝ったんだろう。もいちど検索。

209まにあ2007-06-08 22:49:42

ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟 与謝野晶子

hhttp://allabout.co.jp/study/french/closeup/CU20060719A/index.htm?NLV=NL000602-14

此のサイトが参考になりました。こくりこって花の名前だったんですね。

2102007-06-09 07:37:51

>>209まにあさん感謝(^з^)-☆

蛇足ながら、「木」が入ってる句もコピペしておきます。

物売にわれもならまし初夏のシヤンゼリゼエの青き木のもと 晶子

(モノウリニ、ワレモナラマシ、ハツナツノ、シャンゼリゼエノ、アオキコノモト)

歌集『夏より秋へ』

211まにあ2007-10-13 14:46:59

いま君をへだてていたる川の数、木の数、昼にみる星の数 江戸雪

風立ちてマロニエとわれをあばくときじっと動かぬ皇居の森は 梅内美華子

母という裸樹となる友のためやさしく吹けよはつなつの風 後藤由紀恵

#夏過ぎて秋来るらし吹く風の行く末寂し若き乙女ら。・・・オヒサシ。

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